医療法人社団 静和会 静和記念病院

  • 文字の大きさ
011-611-1111 〒063-0811 札幌市西区琴似1条5丁目1-1

011-611-1111

診療科・部門

外がん遺伝子検査外来がん遺伝子検査外来

「がん遺伝子検査外来」開設のお知らせ

平成30年2月より静和記念病院では、一人一人のがん患者さんに最も適した治療薬の情報を提供するために、「がん遺伝子検査外来」を開設し、受託解析にて複数のがん遺伝子を調べる検査を導入致します。
本外来では、自費診療にて研究ではなく医療サービスとして網羅的ながん遺伝子検査を実施します。

「がん遺伝子検査外来」では、担当医師がまず「がん遺伝子検査」の目的や意義について説明します。患者さんが検査の実施に同意された場合には、提出していただく病理組織検体の手続きと採血を行います。その遺伝子検査システムは、慶應義塾大学病院 腫瘍センター ゲノム医療ユニット長の西原広史教授が北海道大学病院にて開発したクラーク検査に基づきながら、米国病理学会が承認した国際臨床検査成績評価プログラム(CAP)を取得した検査センターにて、受託解析として実施するものであり、プレシジョン検査(PleSSision; Pathologists edited, Mitsubishi Space Software supervised clinical sequence system for personalized medicine)と名付けられた国内検査です。得られた検査結果はCancer Genomic Board(カンファレンス)に提示され、推奨される治療薬について遺伝子解析担当医、薬物専門医等、専門家の意見を聞きます。その検討結果は、検査同意から約3週間後の外来にて患者さんにご説明します。さらに静和記念病院では、治験への紹介だけではなく自費診療を選択される患者さんに対しても、チーム医療体制を構築することで、よりきめ細かな医療サービスを提供することを目指しています。

プレシジョン検査の概要

 

網羅的ながん遺伝子解析とは?

慶應義塾大学病院 腫瘍センター ゲノム医療ユニットと連携して実施する、最新のがん遺伝子解析技術

現在「がん」は発症臓器に基づいて分類され、治療法の選択が行われています。しかし近年の研究により、「がん」は様々な遺伝子の異常が積み重なることで発症し、その遺伝子の異常は個々の患者さんごとに異なることが判ってきました。すなわち、同じ胃がんでも人によって異なっています。その遺伝子の異常を標的とした治療薬(分子標的治療薬)が日常臨床で使われています。ところが日常診療の中で行われている遺伝子検査は、そのごく一部しか調べることが出来ません。
そこで網羅的がん遺伝子解析では、患者さんのがんの診断や治療に役立つ情報を得るために、一度に複数の遺伝子変化を調べる最新の解析技術を用いて検査を行います。その結果ご自分のがんの原因遺伝子が何かを知ることができます。こうした検査の結果で推奨される薬剤には、保険診療が適用される一般の抗がん剤や分子標的治療薬に加えて、現在臨床研究中(治験中)の薬剤や保険適応外の多種多数の薬剤が含まれます。

多段階発がんの仕組み

 

対象となる患者さん

「がん遺伝子検査外来」にて申し込みができる網羅的がん遺伝子解析・プレシジョン検査は、がん組織から抽出した核酸(DNA)と、血液の正常細胞(白血球)から抽出した核酸(DNA)を比較することで、がん細胞に特異的な遺伝子の異常を見つけるものです。従って、対象となる患者さんは、次の方々です。

病理組織学的検査によって悪性腫瘍(がん)と診断された患者さん

悪性腫瘍(がん)の薬物治療を予定されている患者さん

または現在、悪性腫瘍(がん)の治療が行われている患者さん

従来の抗がん剤治療で十分な効果が得られなかった患者さん

がんに罹患しているかどうかを調べること(スクリーニング、検診)は出来ません。
また、遺伝性のがん(家族性乳がん、遺伝性大腸がん等)に罹患する可能性についての検査を希望される場合には、別途、遺伝カウンセリングの受診が必要となります。

 

がん遺伝子診断外来受診患者臓器別内

外来受診から結果説明までの流れ

 

予約
・現在、治療を担当している主治医と相談して、「がん遺伝子検査外来」の予約申し込みを行う
・当院の担当者から、紹介元に連絡して、必要な臨床情報や画像情報に加えて、検査に使用する病理標本の準備を依頼する
受診
・指定された日時に、外来を受診
・検査の説明を受けた後、同意書に署名し、検査料金の支払いをする(現金またはクレジットカード)
・採血
検査
・病理組織と血液を、精度管理された検査センターに送付し、DNA(核酸)を抽出して品質を確認する
・ライブラリを作成し、次世代シーケンサーにて網羅的がん遺伝子解析を行う
・三菱スペース・ソフトウエア社にて、解析報告書を作成する
結果
・カンファレンスにて解析結果を検討し、推奨治療法を決定する
・当院の担当者が、結果説明の再診の日程調整について連絡する
・再診外来にて遺伝子解析の結果と、その結果に基づく推奨治療法の提示を行う
治療
・治験に該当するものがあれば、主治医を介して紹介
・遺伝子解析の結果、偶然保険診療内で使える薬剤情報が得られた場合には、原則として紹介元の主治医に治療を依頼する
・遺伝子解析の結果、現段階では治験や標準治療では有効性が期待されず、適応外使用で有効性が期待される場合には、当院にて治療の可否を検討する

◆検査受診で役立つこと
・患者さんのがん細胞に見られる遺伝子の異常が明らかとなり、がんの個性(原因)が分かります(Actionable遺伝子異常の検出率 95%)。
・治療効果が期待できる国内で承認済みの治療薬、臨床試験(治験等)中の治療薬、国内未承認、海外で承認済みあるいは臨床試験(治験等)中の治療薬の情報が得られます(Druggable遺伝子異常 検出率72%)。

◆検査受診時の注意点(必読)
・本検査を利用しても、あなたのがんの診断や治療に有用な情報が何も得られない可能性があります。
・本検査は、治療効果が期待できる治療薬の情報を提供しますが、その治療薬の治療効果を保証するものではありません。
・本検査であなたのがん細胞で起こっている遺伝子変異に対して効果が期待される薬剤が見つかったとしても、あなたのがんに対して承認されていない場合、薬剤の入手が出来ない、あるいは投与が出来ない可能性があります。
また、治療費は自己負担となります。
※「保険診療で使えない薬剤」または「他のがんや病気では保険診療で使えるが、あなたのがんでは使えない薬剤」を指します。
がん遺伝子検査外来は、がんの治療・診断に関するセカンドオピニオン外来とは異なります。
診断内容や治療方針について、専門医の意見や判断を希望される場合には、別途、セカンドオピニオン外来にお申し込みください。

◆検査後の治療について
・現在、保険診療で認められている標準治療が行われている患者さんは、その標準治療が優先され、遺伝子検査の結果に基づく治療は全ての標準治療が終了した後の選択肢として考慮されます。
・遺伝子検査の結果、現在行われている治験に登録が可能と考えられた場合、その治験を実施している病院をご紹介します。
・遺伝子検査の結果、効果が期待される薬剤の情報が得られた場合には、「適応外申請を行って自費診療で治療を行う」、あるいは「先進医療実施病院を紹介して、自費診療と保険診療を並行して治療を行う」可能性が考えられます。 これらの場合、治療費が高額となります。
・本遺伝子検査を実施しても、治療薬の選定に有用な情報が何も得られない可能性もあります。
・遺伝子検査の結果に基づいて治療を行っても、十分な治療効果が得られない可能性もあります。
・がん遺伝子検査は、あくまで主治医の判断に必要な情報を提供するものであって、がん遺伝子解析の結果が、主治医の判断よりも優先されることはありません。
・検査後の治療は、原則として紹介元の病院での治療となり、当院あるいは慶應義塾大学病院で治療を実施することを確約するものではありません。

プレシジション検査について

検査対象遺伝子数 160
検査期間(最短) 3週間

プレシジョン検査の区分別費用(税込み8%)

区分 料金
プレシジョン検査費用 756,000円
検査中止時の費用(病理品質検査後中止の場合) 159,840円
【返金額】596,160円
検査中止時の費用(ライブラリ作製後中止の場合) 289,440円
【返金額】466,560円

外来を受診し相談のみで、検査を実施しなかった際の金額

検査説明のみの費用 32,400円

「がん遺伝子検査外来」に関するお問い合わせ「がん遺伝子検査外来」に関するお問い合わせ

検査内容・外来予約に関するお問い合わせ
がん遺伝子検査外来(直通)
【受付時間】平日9:00~17:00


011-611-1111

医療機関の方へ

検査に関する資料をご希望の場合には、上記までご連絡ください。郵送、あるいはFAXにて資料を送付いたします。

プレシジョン検査初診予約をご希望の場合は予約申込書をこちらからダウンロード頂きご記入の上、当院受付担当までFAX(011-631-6271)にてお送りください。

診療時間

平日[午前] 9:00~12:00
[午後] 13:30~17:00
土曜[午前] 9:00~12:00
  • ※[休診日] 日曜日/祝祭日 12/30~1/3

外来診察担当医師予定表

ページ先頭へ戻る